猫ひろし、東京五輪まで続けるニャ~ 出場は「いいタイム出れば」

[ 2016年8月29日 06:43 ]

成田空港に到着した猫ひろし。ランナー仲間らがカンボジア国旗を広げて出迎えた

 リオデジャネイロ五輪の男子マラソンにカンボジア代表で出走したタレント猫ひろし(39)が28日、成田空港着の便で日本に到着し、4年後の東京五輪への意欲を語った。午後1時半すぎ、到着ロビーに現れた猫は白のTシャツに黒の短パン姿。1カ月半ぶりの日本に「寿司が食べたい」と表情を緩めた。出迎えた後輩芸人のチェリー吉武(35)魔法使い太郎ちゃん(31)らランナー仲間の「カンボジア!」コールに照れ笑い。手製の“猫形金メダル”を首に掛けられ、両手を顔の高さに上げ「にゃ~」とポーズを決めた。居合わせた利用客からも「お疲れさま!」など声が飛んだ。

 21日のレース後はカンボジアに帰国し、温かく迎えられた。「みんな喜んでくれた。多くの人に“見たぞ。マラトン”と声を掛けられた。行きつけのサウナの従業員に初めて指をさされた」と笑顔で話した。

 初の五輪は完走140人中139位。「暑さと雨で厳しい条件を走り抜けたのは良かった。でもタイム(2時間45分55秒)が良くない。もうちょっとやれたかな。反省を次につなげたい」と次走を見据えている。2020年東京五輪出場については「4年後は43歳。猫なら2回は死んでる」と即答を避けた。だが「走ることは続けるから、良いタイムが出れば考える。舞台は東京ですからね」と意欲を見せた。

 走り続けたい理由もある。日本でテレビ観戦した、5歳の長女の激励だ。猫は「ビリから2位の成績に“もうちょっと頑張って”だって。幼稚園の駆けっこと比べて“私の方が頑張ってる”と言われた」と目尻を下げた。「ランナーとして、芸人として格好いい姿を見せたい。僕が芸人だとは、まだ分かっていないようだけど」と、娘の笑顔が走り続けるモチベーションになりそうだ。

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