新納慎也 「真田丸」の“ダメな子”秀次は元「うたのおにいさん」

[ 2016年4月24日 10:30 ]

「真田丸」で豊臣秀次役を務める新納慎也

 俳優の堺雅人(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で、豊臣秀吉のおい・秀次役を好演しているのは新納慎也(41)。これまで舞台を中心に活動してきた俳優だが、実は注目を浴びるきっかけとなったのはNHK-BS2「にこにこぷんがやってきた!」のうたのおにいさんだった。

 秀次は17日に放送された第15回で初登場。人懐っこく明るいものの、ちょっぴりできの悪いおぼっちゃまそのもので、ツイッター上では「秀次ダメな子すぎるw」「『検地をすることで何が分かるか』の問いに『いろんなことが分かります』と答える秀次君が面白すぎた」など“おバカさ”が話題を呼んだ。

 新納がうたのおにいさんを務めていたのは1997年から2年間。「(当初は)子どもにどう話し掛ければいいかわからなかったし、童謡を歌う難しさもありましたし。子どもを呼び捨てにして怒られたこともあります」と懐かしそうに振り返った。

 その後、舞台の仕事は毎年絶えず、通算50ステージ以上に立ってきたが、テレビ出演は今回で8本目。NHKの出演は「にこにこぷんがやってきた!」以来17年ぶりだった。秀次役のオファーが届いた時は「大河?え?僕ですか?みたいな」と驚きを隠せなかったという。「0・何秒で『出ます!』って言いましたけど。でも、いきなりハードル高いなと。一生出られない、僕には縁のない仕事だと思っていました」と本音を漏らした。

 秀次は明るくひょうひょうとしたキャラクターと、それに相反するような悲劇的な運命でこの先、存在感を発揮する。秀次が登場するシーンの撮影はクライマックスに近づいているが「小日向さん、堺さんがいるから現場がすごく楽しくて。途中で抜けるのがすごくさびしいなと。毎日いたいっていう素敵な現場です」と新納は心底名残惜しそうに話す。

 武田勝頼(平岳大)室賀正武(西村雅彦)梅(黒木華)ら、亡くなることで視聴者から惜しまれる「ロス」現象を呼んでいる登場人物が少なくない。秀次もそうなりそう?と水を向けると「一番ロスになるのは僕ですね、『真田丸ロス』。何とか三谷さんにその後も出してくださいって直談判しようと思っているんですけど」と笑った。

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2016年4月24日のニュース