プリンスさん自殺の形跡なく 司法解剖の結果判明に数週間

[ 2016年4月24日 06:50 ]

タワーレコード渋谷店の1階正面入り口前に特設されたプリンスさんの追悼コーナー

 米人気歌手プリンスさん(57)の急死から一夜明けた22日、米中西部ミネソタ州の司法当局は死因を特定するため、遺体を解剖した。結果判明には数週間かかる可能性があるとしている。会見した地元警察は、自殺した形跡や、目立った外傷はないと説明した。

 共同電によるとプリンスさんの自宅前には、この日も多くのファンが集まり、代表曲「パープル・レイン」にちなんで紫色の風船がフェンスに取り付けられた。21日にも追悼コメントを出したオバマ大統領は、訪問先の英ロンドンで「プリンスを愛している。素晴らしい音楽を生み出した偉大なパフォーマーだったからだ」と重ねて称賛した。

 日本ではCDの売り切れが続出。東京・タワーレコード渋谷店には、1階正面玄関前と6階売り場に追悼コーナーが設けられたが品薄で「次回入荷をお待ちください」との告知文が。仕入れや在庫管理担当の常谷卓さん(31)は「在庫は結構あったが、瞬く間になくなった。マイケル・ジャクソンさんが亡くなったとき以来の売れ方」と驚き。「パープル・レイン」などの発売元、ワーナーミュージックは「注文が殺到しており、増産をかけます」とした。

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