山口まゆ×Ｎ響　武満徹氏の名作朗読し「素敵な時間」

武満徹没後20年を記念した公演でＮ響と共演した山口まゆ（Ｃ）ＮＨＫ交響楽団

　女優の山口まゆ（１５）が２３日、東京・ＮＨＫホールで行われたＮＨＫ交響楽団定期公演のステージで、世界的名声を誇った作曲家・武満徹氏の名作「ファミリー・トゥリー」の詩の朗読を担当した。「緊張しました。でも素敵な時間でした」と笑顔をはじけさせた。

　今年は武満氏が亡くなって２０年。同作品は９２年に、武満氏が谷川俊太郎氏の詩を少女が語ることを念頭に置いて書かれた。過去には女優の遠野なぎこ（３６）ら数多くの女優や子役が朗読を務めたが、武満夫人は「今までで一番素晴らしかった」と山口を絶賛した。

　昨年１１月にＴＢＳドラマ「コウノドリ」で中学２年生の妊婦を演じて話題を呼んだ山口。この４月から高校１年生となり「この経験をしっかり生かしたい」と目を輝かせていた。