美川憲一 全面勝訴も神妙「精神的にはつらかった」「我慢が一番」

[ 2015年7月20日 13:47 ]

エアーバンドアイドル「キンギンパールズ」CDデビューイベントにサプライズゲストとして登場。独立騒動裁判について心境を語った美川憲一

 歌手の美川憲一(69)が20日、都内で行われたエアーバンドアイドル「キンギンパールズ」のCDデビューイベントにシークレットゲストとして参加した。終了後、囲み取材に応じ、勝訴となった独立騒動裁判の判決後、初の公の場。「我慢が一番。精神的にはつらかった。裁判になったこと自体が残念」などと判決後初めて心境を吐露した。

 美川が所属していた芸能プロダクションが無断で独立したのは契約違反だとして、美川と個人事務所に計約2億1000万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は今月16日、「プロダクションも独立に同意していた」として請求を棄却。美川の勝訴となった。

 報道陣から裁判について聞かれ「全面勝訴ということでしたけど、素直な気持ちで冷静に受け止めています」と神妙に語った美川。「ともに歩んできた人に牙を向けられて争い事になったけど、私は我慢が一番だと思ってきました。言いたいことはいろいろあった。週刊誌とかにいろいろ言われたけど、結果は出るからと我慢した。(前事務所が提訴したことを発表した13年12月から)約2年間は精神的にはつらかったです。ああいう形になって良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 ただ“全面勝訴”の記事の扱いにはやや不安もあるようで「記事がちっちゃいのよ。訴えられた時には騒いでね…」と愚痴も。ギャラの未払いなど詳細については「それはいろいろありますから。結果として出ていることですから」と多くを語らず。

 今後、控訴されることも考えられるが「どうなの?そういう情報はないの?」とそこは報道陣に逆質問。とはいえ「裁判になったこと自体が残念。こういうことで争っている年齢じゃない。もうイヤなのよ」と今後は平穏にいきたい気持ちを強調し「前向きに」という言葉を使いながら「お仕事を頑張る。それしかない」と前を向いた。

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2015年7月20日のニュース