鶴見辰吾初マラソンで3時間12分 「皆さんできる」中高年にエール

[ 2015年3月16日 05:30 ]

横浜マラソンで好タイムを叩き出した鶴見辰吾

 俳優の鶴見辰吾(50)が15日、横浜市内で行われた「横浜マラソン2015」でフルマラソンに初挑戦し、3時間12分58秒で完走した。4時間以内での完走が“市民ランナーの夢”とされる中、初フルマラソンで驚異的なタイム。「僕でもできたので、皆さんにもできる!」と、中高年にエールを送った。

 未経験の42・195キロを走破後、「苦しかったけど、終わったら楽しい印象しかない」と余裕の表情。「素晴らしいコースでしたが、なかなか景色を見る余裕はありませんでした」と振り返りつつ、「アドレナリンが出て、パワーが出た。自分の力だけでなく周りの声援でここまできた」と満足げに語った。

 これまでは、10年来の自転車愛好家として知られた。地元、横浜の大会で今年初めてフルマラソンの部が設けられるのを知り、挑戦を決心した。

 本格的なトレーニングは昨年10月から。自転車で鍛えた心肺機能が基礎を支えたとはいえ、それまで走った経験はほとんどなかった。練習でも、一度に走った最長距離は36キロ。それでも、完走に向け月200キロを走ってきた努力が実を結び、「練習は正直ですね」と話した。

 「自転車仲間にハッパを掛けられて…。ハードルが高い」とレース前に掲げていた目標タイム「3時間30分」をも大きく上回る健脚ぶり。若い頃は水泳選手だっただけに、「今度はトライアスロンをやろうかな」と、さらなる高みを見据えていた。

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