ソフトバンク育成7位・藤田 IL徳島でNPB入りの夢を叶えたサウスポー「徳島に恩返しがしたい」

[ 2024年4月16日 05:00 ]

ファーム施設でトレーニングに励むソフトバンクの藤田淳
Photo By 提供写真

 自信をくれたマウンドにNPBの選手として帰ってきた。ソフトバンクの育成ドラフト7位、藤田淳平投手(23)は四国IL徳島から加入した左腕。昨春にプロ相手に初めて投げたのが、ファームの本拠地・タマスタ筑後で行われたソフトバンクとの交流戦で6回1失点と好投した。

 「ストレートの質だったりをスカウトの人にいいね!と言ってもらえた。シーズン序盤で言われたのは自信につながった」

 徳島で昨季19試合に登板し、5勝3敗3ホールド、防御率1.51で最優秀防御率のタイトルを獲得し、1年目からプロの夢をつかんだ。ウエートトレーニングに力を入れたことにより最速148キロの直球で「空振りが取れるようになった」ことが大きかったという。

 現在は膝にガングリオン(良性腫瘍)が出た影響でリハビリ組だが、キャッチボールを再開するなど少しずつ練習の強度を上げている。藤田は「徳島に恩返しがしたい」という思いが強い。森山リハビリ投手コーチが「ボール自体はぴゅっと来る。(スピード)ガンより速い感じなので楽しみ」と評す左腕の実戦デビューが待ち遠しい。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月16日のニュース