“ミスターゼロ”中大・東恩納蒼投手が初先発で今季2勝目 リーグ初登板から連勝

[ 2024年4月16日 15:20 ]

東都大学野球1部春季リーグ・第2週第1日   中大5―2国学院大 ( 2024年4月16日    神宮 )

<国学院大・中大>力投する中大・東恩納(撮影・藤山 由理)
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 “ミスターゼロ”がまたしても輝いた。中大の東恩納蒼投手(1年=沖縄尚学)は初先発で5回3安打1失点と好投。リーグ2戦目の登板で2勝目をつかみ「駒沢戦は1戦目を落としたので勝てるように自分の役割を果たそうと思った。最少失点で抑えられたのが良かったです」と笑みがこぼれた。

 初回に2点の援護をもらうと一度も流れを手渡さなかった。130キロ台後半の直球とキレ味抜群の伝家の宝刀・スライダーとのコンビネーションで4回までわずか被安打1。5回は1点差とされなおも2死三塁のピンチが続いたが、ここからが本領発揮だ。

 迎えた打者は昨年、U18日本代表としてともに世界一に輝いた1番・緒方漣内野手(1年=横浜)。「相手としては嫌な部分もあった」と振り返ったが、1ボールからスライダーを3球続けて見逃し三振。この打席も含めて3打数無安打に封じて「抑えきれたことは良かった」と胸を張った。

 チームはプロ入りした西舘(巨人)、石田(DeNA)の二枚看板が抜けたが、ここまで継投策で開幕から3勝1敗。ルーキーの活躍も光り、清水達也監督は「オープン戦から継投を中心にやっていこうと話していた中で東恩納ら1年生もよく頑張ってくれている」と投手陣の活躍に目を細めた。

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