大谷翔平 第3打席はドジャース移籍後初の打撃妨害で出塁 完璧にモーション盗み今季3個目の二盗に成功

[ 2024年4月16日 12:56 ]

ナ・リーグ   ドジャース―ナショナルズ ( 2024年4月15日    ロサンゼルス )

6回、二盗を決めるドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が15日(日本時間16日)、本拠地・ロサンゼルスでのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席は打撃妨害で出塁する珍しい場面がった。

 エース右腕グラスノーが5回までに6失点する苦しい展開。4点を追う6回の第3打席は2番手右腕マット・バーンズとの対戦となった。大谷はフルカウントまで追い込まれると、8球目の外角球にやや遅れてバットを出すと、そのバットが捕手のミットに当たって打撃妨害での出塁となった。続くフレディ・フリーマンの打席の初球に相手のモーションを盗んで今季3個目の盗塁とする二盗に成功。その後、1死三塁からウィル・スミスの三ゴロの間にホームを踏み、得点差を3点に縮めた。エンゼルスでプレーした昨季は5度打撃妨害を記録したが、ドジャース移籍後は初となった。

 第4打席は3-6の7回2死一、二塁の好機で迎えた。90マイル後半の直球を武器とする4番手右腕ハンター・ハービーとの対戦。カウント0-2と追い込まれ、最後は外角の99マイル直球を左中間に鋭いライナーではじき返したが、中堅手の守備範囲で得点を奪えなかった。

 0-1で迎えた第1打席はメジャーデビューの新人左腕ミッチェル・パーカーとの対戦。カウント2-1と打者有利のカウントとなった4球目の甘いスライダーを捉えると、107.3マイル(約172.6キロ)の痛烈な打球で一、二塁間を破る右前打となった。これで連続試合出塁を15に伸ばした。その後、フレディ・フリーマンの右前打で三塁へ進むと、4番のウィル・スミスが中犠飛を打ち上げて大谷が同点のホームを踏み、すぐさま同点に追いついた。

 第2打席は2-3と再び勝ち越された3回1死走者なしの場面だった。パーカーと2度目の対戦はカウント2-2と追い込まれると、最後は80マイル(約128.7キロ)のカーブにタイミングを外されて空振り三振に打ち取られた。

 この日は黒人初のメジャーリーガーの功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」で、試合前には大谷と山本由伸投手がセレモニーに参加。全球団の選手が背番号42を着用し、大谷も「42」のユニホームでプレーした。

 エンゼルスに所属した2022年の「ジャッキー・ロビンソン・デー」ではレンジャーズ戦に「1番・DH」で出場し、初回表の初球を捉える1号の「プレーボール弾」を放った。これがメジャー5年目で初めて「ジャッキー・ロビンソン・デー」に放ったアーチだった。「ジャッキー・ロビンソン・デー」に松井秀喜氏を抜く日本選手最多メジャー通算176号が出るかに期待が集まる。

 前日14日はパドレス・ダルビッシュとの対戦で3打数無安打2三振に封じられたが、第4打席で安打を放ち、連続打席無安打を9でストップ。連続試合出塁を14に伸ばしていた。

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