「チーム大谷」サポート体制の再編を検討へ 米メディア報道「大谷の世界で水原は究極の力を与えられた」

[ 2024年4月16日 09:59 ]

水原一平容疑者
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 ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平容疑者(39)が銀行詐欺の疑いで訴追されたことを受け、米メディアは15日(日本時間16日)、「チーム大谷」のサポート体制の再編を検討していると報じた。

 米「スポーツビジネスジャーナル」が「CAA、水原スキャンダルを受けて大谷側近の再編を検討」と見出しを付け、大谷の代理人事務所「CAA」が動いていることを報じた。

 同メディアは「CAAは大谷を中心にインフラを構築したにも関わらず、元通訳、水原一平については何も説明できない」と経済誌「ウォールストリートジャーナル」のリンゼイ・アドラ-氏の言葉を引用し、伝えた。

 また、CAAが大谷に対し、野球だけに専念できるよう経理担当や会計責任、個人ブランド用のスポーツマーケティング専門家、契約交渉の代理人すべてを含む包括的なサポートネットワークを約束したとしている。

 ただ、「CAAは組織がたった1人の人物によって、いとも簡単に破壊されることは予測できなかった」とも記し「その最大の弱点は大谷の長年の通訳だった」とも指摘した。

 そして「大谷の世界で水原は究極の力を与えられた」とし、水原容疑者がチームメート、コーチ、メディアとの連絡役となっただけでなく、CAAに関する事実上の大谷のスポークスマンにもなったと指摘。その理由として、告訴状から大谷の代理人ネズ・バレロ氏が「大谷と直接話したり、定期的にテキストメッセージを交換したりしなかった。代わりに、(バレロ)は水原を通じて大谷にメッセージを伝えた」と水原容疑者がすべてにおいてパイプ役となったことで「究極の力」を持ったことが今回の事件につながったと記した。

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