ロッテ・朗希 風にも苦しみ1イニング4失点 開幕前最後の本拠地登板で不安露呈

[ 2024年3月18日 05:30 ]

オープン戦   ロッテ3―5楽天 ( 2024年3月17日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>初回2死ニ塁から鈴木にもタイムリーを浴び島内に生還を許す佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 怪物の調子が上がらない。ロッテの先発・佐々木は初回無死満塁から浅村の遊ゴロで先制を許すと島内、鈴木大にも適時打を浴びて22年8月3日の楽天戦以来となる1イニング4失点。2回以降は何とか無失点で切り抜けたが、4四球を与えるなど4回までに88球を投じ「今日は良いところがなかった」と反省した。

 最大16メートルの強風にも苦戦したが不振の主因は明らか。最速158キロを記録も「真っすぐあっての変化球。しっかり投げたい」と直球の質向上を開幕までのテーマに掲げる。「球数はしっかり投げられたので、そこは良かった」と収穫も挙げた。

 本拠地での開幕3戦目に先発予定の右腕が不安を残す結果となったが、吉井監督は「あまり苦しむことのない投手なので良い経験」と前を向く。次回は24日の中日戦(バンテリンドーム)で開幕前の最終登板に臨む。(大内 辰祐)

 ≪物足りない数字…奪三振率&球速≫佐々木は今季4度の実戦登板で計10回を投げ、奪三振は10。奪三振率9.00で昨季、奪三振率13.35を誇った佐々木からすれば、物足りない数字だ。球種の内訳はフォーク5、直球4、スライダー1。直球はこの日の158キロが最も速く、160キロ超えはまだない。昨季は最速165キロ、平均球速も159.1キロで、こちらも物足りない数字となっている。

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