【センバツ】星稜が2年ぶり初戦突破!21世紀枠の田辺との接戦制した 同点の9回に秋の王者意地の2点

[ 2024年3月18日 15:46 ]

第96回選抜高校野球大会第1日第2試合   星稜4―2田辺 ( 2024年3月18日    甲子園 )

センバツ高校野球<田辺・星稜>初戦を突破して笑顔の星稜ナイン(撮影・北條 貴史)
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 第96回選抜高等学校野球大会(センバツ)は18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、13日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日を含む)に及ぶ熱戦の幕が開いた。第2試合では、昨秋の明治神宮大会を制した星稜(石川)が4―2で21世紀枠で76年ぶり3度目出場の田辺(和歌山)に勝利し、2年ぶりに初戦を突破した。 試合結果(速報)

 星稜は、2回2死一、三塁から重盗を仕掛けて3走・専徒大和(3年)が生還して先制。同点の4回には、相手失策で勝ち越しに成功した。その裏に再び同点に追いつかれたが、2ー2の9回に意地を見せた。

 1死後に7番・能美が右前打、8番・中島が左前打と連打でチャンスをつくると、ベンチが動き9番・戸田に代打・東を告げた。その代打策がズバリとハマり、ここまで好投を続けてきた相手先発・寺西の暴投で二、三塁となったところで直球を捉え右前打。ランナー2人が生還し、2点を勝ち越した。

 投げては、先発のエース左腕・佐宗翼(3年)が130キロ台の直球にツーシーム、チェンジアップ、スライダーを織り交ぜ、持ち味の打たせて取る投球を展開。7回から背番18の戸田がマウンドに上がり2回を無失点。最後は道本が締め接戦を制した。

 2021年に全国2冠を達成した星稜中のメンバーが中心。元日の能登半島地震で、学校のある金沢市は震度5の揺れを記録し、野球部の始動は遅れた。大雪や新型コロナウイルスの部内の流行などに見舞われたが、一致団結して乗り越えて、センバツの舞台を迎えた。

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