大商大のドラフト候補左腕・高太一が5回1失点　プロ10球団が視察　ヤクルト・小川GMは上位候補の評価

関西六大学野球秋季リーグ　第1節2回戦   大商大13―1神院大 （ 2023年9月3日    南港中央球場 ）

＜神院大・大商大＞先発した大商大・　高（撮影・中辻　颯太）　
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　大商大が2連勝で勝ち点を獲得した。今秋ドラフト候補の最速151キロ左腕・高太一（たか・たいち＝4年）が5回4安打1失点で試合をつくった。

　「状態が良い方ではない中で、勝てるピッチングに取り組んできた。完璧ではないですけど、少しはできたんじゃないかと」

　初回先頭でいきなり二塁打を浴び、2死三塁から浮いたフォークを拾われて左越え二塁打で先制を許した。直球が走りだした3回以降は内野安打1本に抑え、課題の制球面では無四球。スカウト陣が持参したスピードガンでは最速145キロと、本来の球威ではなかったが、先発の役割を果たした。

　注目度の高さを示すように楽天、阪神、中日など10球団が視察。5人体制のヤクルト・小川淳司GMはドラフト上位候補になるかという質問に「チームによって補強ポイントは変わりますが、力だけで言えばそういう候補になるんじゃないでしょうか」と話した。