水上善雄氏 メジャーでの成功を確信した日本ハム遊撃手は?「指導者として悔いがあるとしたら」

[ 2023年2月23日 20:52 ]

日本ハム時代の陽岱鋼
Photo By スポニチ

 ロッテなどで活躍した水上善雄氏(65)が23日、YouTube「プロ野球OBクラブチャンネル」に出演。日本ハムの指導者時代に出会った陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)の才能と後悔を明かした。

 水上氏が日本ハムの2軍内野守備コーチに就任したとき、陽岱鋼の身体能力やスター性のある風貌を見て「これはメジャーに行かせなかったらダメだ。メジャーで成功するショートだ」と確信したという。

 1年間ノウハウを叩き込んだ。2軍監督になっても徹底して遊撃手として育成に務めたが、球団は「1軍で早く出したいので外野手にする」と方針を打ち出した。

 水上氏は猛反対したが通らなかった。陽岱鋼は外野手転向でゴールデングラブ賞を2度獲得。打撃ものびのびと出来るようになったことは認めている。

 だが、水上氏は「外野ならあれくらいはやる。だが、私の中ではつまらない。日本で育った遊撃手がメジャーで(試合は出ても)大成功するってなかった」と世界のモンスター級が競い合うポジションで挑戦させたかった。

 そして、「指導者として悔いがあるならダイカン(陽岱鋼)をショートで育て上げられなかったこと」と振り返った。

続きを表示

2023年2月23日のニュース