野球殿堂博物館 企画展「侍ジャパン、世界一への挑戦」を開催 元侍監督の山本浩二氏が来場

[ 2023年2月23日 12:11 ]

WBC連覇時の優勝トロフィーを見つめる山本氏(撮影・村上 大輔)
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 野球殿堂博物館(東京都文京区後楽)は、23日から侍ジャパンを応援する企画展「侍ジャパン、世界一への挑戦」を開催。初日のこの日は、13年の第3回WBCで侍ジャパン監督を務めた山本浩二氏が来場した。

 山本氏は06、09年の優勝トロフィーやイチロー、松坂大輔のユニホームなどの展示を見学。13年の自身のユニホーム、ウイニングボールなども展示されており「当時を思い出す。懐かしさもあるけれど、緊張感がよみがえる」などと感慨深げな表情で話した。

 今大会で侍ジャパンを率いる栗山英樹監督とは昨夏に対談。「世界一になるのはそう簡単じゃないぞ」と伝えたという。自身の失敗談なども伝え「(栗山監督)本人も楽に勝てるとは思っていない」とした。
 「ダルビッシュや大谷といった(大リーグの)スーパースターが来て、日本もトップ選手が集まる。なかなかないこと」と山本氏。まさにドリームチームといっていい布陣だが、自身も1次ラウンドで苦戦した経験から「短期決戦。何が起こるか分からない」と強調した。

 大切なのはチームの一丸ムード。山本氏は「ダルビッシュも(他の選手との交流を)やっているけど、短い期間で一つになるのが大事。自分を犠牲にしてでも勝つために何をすべきか」と勝負に臨む心構えを口にした。

 また、自身の現役時代にWBCなどの大会があったとしたら「凄く目標にしていたと思う。今のメンバーと気持ちは同じ。うらやましい?それはあるね」と話した。

 企画展は4月23日まで開催予定。

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