【侍ジャパン】宇田川　SNSフォロワー「4000ぐらい増えました」ダルのおかげで公私ともに急上昇

ダルビッシュ、高橋奎と一緒にアップする宇田川（左）
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　3月の第5回WBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が23日、サンマリンスタジアムで行われた。宇田川優希投手（オリックス）がブルペン入り。完全復調の手応えをつかんだ。

　この日のブルペンに最後に現れた宇田川。ダルビッシュが真横で、松坂大輔氏がネット裏で熱視線を送る中、落差の鋭いフォークを投じ、2人をうならせた。

　「フォークを叩き付ける球が多かったんですけど、上手く修正して打者の腰らへんから落とすというふうに意識したら、いいフォークが投げられたので、感覚的にはいいかなと」

　今春はオリックスでのキャンプ序盤から、WBC使用球への適応に苦しみ、なかなか調子が上がらなかったが「試合で対打者で投げてみないと分からないんですけど、ブルペンでは投げてて気持ち良いというか楽しいと思えたので、その気持ちが今まであんまりなかったので、どんどん戻せてるのかなって思います」と昨季の日本シリーズでの好投が脳裏をよぎるほど、好感触をつかんだようだ。

　ダルビッシュが真横から投球をチェックしていたものの「今までやったら力入ってるとかだったんですけど、今日は球に自信があったので何も気にせず“僕の球を見てくれ”って気持ちで投げてました。（緊張も）なかったです」とひるむことなく自分の投球に集中できたという。

　背景には他の投手陣たちの優しさもある。休日だった20日には「宇田川さんを囲む会」と題された投手会が開催され、一気にチームメートと打ち解けた。「気を使わずに投げるようになったので、そこは影響しているのかなと思います」と周囲の配慮に感謝する。24日は今合宿2度目の休日を迎えるとあり「宇田川会」の第2弾の開催について尋ねられると「何も聞いてないです」と笑顔を見せつつも「食事会は勉強にもなりますし、聞きたかったこととか、プライベートの話とかもできるので、食事会は楽しいですし勉強にもなるので、できたらしたいなと思います」と心待ちにしていた。

　また、「宇田川会」の開催により、一気に注目を浴びたことでインスタグラムのフォロワーは「4000ぐらい増えました。2日間ぐらいで。ダルビッシュさんとか他の選手が僕をメンションしてくれたので」と反響にも驚いていた。私生活での気持ちの充実が野球でも良い結果を生むなど、公私ともに上昇気流に乗っているようだ。