レッドソックス吉田がパワーでも魅せる シンプルかつ効率的な打撃フォームとコーチが高評価

[ 2023年2月23日 10:58 ]

打撃練習をするレッドソックス・吉田
Photo By 共同

 ボストングローブ紙のジュリアン・マクウィリアムス記者が22日(日本時間23日)、レッドソックスの吉田正尚外野手(29)がパワーでも球団関係者を印象付けていると報じた。

 吉田はボールをバットに当てるのが上手だし、選球眼も良い。ゆえに高い出塁率は期待できるとわかっていた。しかしながら、キャンプで日々レッドソックス関係者に披露しているパワーについては、みんなが驚いている。ピート・ファッシー打撃コーチは「思っていた以上にパワーがあった。身体ががっしりしていて、特に下半身がたくましく、それがパワーを生み出している」と言う。加えて「バッティングでの身体の使い方が良い。シンプルかつ効率的で、全てを正しい状態に保ち、一貫している。無駄な動きが全くない。スイングの中で、とてもうまくバランスを保っている」と指摘する。

 レッドソックスは18年の世界一シーズンも含め、近年は本塁打で勝ってきたチームではない。しかしながら昨季はチームトータル155本塁打で大リーグ20位と特に打てなかった。もし吉田が今季20本から25本打ってくれれば大きなボーナスになるとマクウィリアムス記者は考える。吉田は今週ライブBPのあと、投手の背の高さに慣れる必要があると明かした。「みんな背が高くて、ボールの来る角度が違う。ボールそのものも日本と違うから、ボールの動き方も少し違う。バットをどんどん振ってアジャストしていきたい」と説明した。アレックス・コーラ監督は「良い打者。打てるだろう」と期待を寄せている。

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2023年2月23日のニュース