能見篤史氏 阪神・岩貞にエール 背番号14を「岩貞の番号にしてほしい」“ダメ出し”も辞さず

[ 2022年12月11日 05:15 ]

子どもたちが見つめる中、投球を披露する能見氏(撮影・井垣 忠夫)
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 今季限りで現役を引退した前オリックスの能見篤史氏(43)が10日に大阪府吹田市で野球教室に参加し、20年までの阪神在籍16年間で付けていた背番号14を継承した岩貞の飛躍を願い、“能見節”でエールを送った。

 「“踏ん張れよ”というところで打たれるとか僕も多々あったので、そういう僕のダメなところは似てほしくないけど…。個人的に楽しみですし、ダメな時は、きっちり厳しい言葉を掛けていきます」

 現役時代にはオフに自主トレを共にした愛弟子で、今季は自己最多53試合で2勝1敗、防御率2.57。岡田監督から先発再転向を打診され、「他球団の14番はみんな気にしていたし、個人的な思いを持って楽しみに。岩貞の番号にしてほしい」と期待した。

 2年間過ごしたオリックスにも注目し、進化を信じて疑わない。主軸の吉田正がレッドソックスと基本合意しても、「誰かが抜ければ誰かが出てくる。去年の中川圭太みたいに。見え始めている選手は何人もいる」と太鼓判。若手抜てきでリーグ連覇した中嶋監督の手腕にも信頼を寄せた。最後は「願望です」と古巣2球団による日本シリーズでの関西ダービー実現を熱望した。(湯澤 涼)

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2022年12月11日のニュース