阪神・岡田監督 愛の直接指導で若手育てる!前回監督時より「言う回数多くなる」練習への興味持たせたい

[ 2022年12月11日 05:15 ]

桧山氏(右)とともにABCラジオに生出演した岡田監督(阪神タイガース提供)
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 岡田監督が10日、ABCラジオ「サクサク土曜日 中邨雄二です」に生出演し、15年ぶり復帰の古巣では「ニュースタイル」で選手と接することを宣言した。04~08年の1次政権時代はコーチを通しての“間接指導”が主だった中、“直接指導”を増やす意向を示した。

 「今の若い選手は、ちょっと興味を持たしてやった方が取り組む姿勢が違う。“こんなこともあるんだ”というレベルの高い話をした方が良くなるね。だから、今回の方が(直接)言う回数が多くなるかも分からん。体が動かないから、口ぐらい動かさないと」

 ジョークを交えて強調したのが、世代の違いだ。前回は監督が直接選手に声をかけることで「あの選手ばかり教えて僕を教えてくれない」と、ひいきしているように見られることを懸念。気づいた点はコーチを通し「“監督がこう言うてた”と言え」と選手に伝えさせていたという。

 ただ、秋季キャンプで実際に指導し、当時と今の「若者の考え方」の違いを実感。目上の言うことが絶対的だった以前に比べ、若い選手でも個々の主張が強い。ならば、彼らの目からウロコが落ちるような高等な野球理論を聞かせ、ぐっと興味を引きつける作戦だ。

 「(成熟したチームだった前回政権と)ちょっと違う。まだまだ伸びしろがある。そこを伸ばしてやらないと」。12球団最年長65歳の指揮官も頭は柔軟だ。(山添 晴治)

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2022年12月11日のニュース