巨人 今季最悪6連敗…47年ぶりの最下位危機に原監督「今が頑張りどき」

[ 2022年8月22日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人1―6阪神 ( 2022年8月21日    東京D )

<巨・神>ベンチで厳しい表情の原監督(撮影・沢田 明徳)
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 今季ワーストの6連敗。リーグ最速の60敗は16年ぶりだ。巨人・原監督は「こういう結果になるということは何か原因はある」と頭を悩ませたが、6安打1得点に終わった攻撃陣の不振は深刻だ。

 6連敗中は計9得点で1試合平均1・5得点。31イニング連続で適時打が出ていない。16日に腰痛から復帰した坂本だが、昇格後5試合で19打数2安打、打率・105という不振。打線を組み替えながら臨んでいるが「線」になる兆しが見えない。

 「打線みんながつなげないとね。何とか打破していかないと」と原監督。この日はフライアウトが15個と無策とも思える結果となった。チームとして相手投手攻略も徹底できない。2点を先制された初回無死一塁では坂本が空振り三振、2回無死一、二塁でもウィーラーが空振り三振と無死からの走者を進塁させる策もなく、得点は岡本和の24号ソロだけで中盤に点差を広げられた。

 最大11あった貯金を吐き出し、借金はワーストタイの7。気がつけば最下位・中日に1・5ゲーム差に迫られ、23日からの3連戦が「5位攻防戦」となる。「今が頑張りどきだし、そこは選手たちも重々承知している」と原監督。残りは29試合しかない。CS進出が危ぶまれるどころか、75年以来47年ぶり2度目となる最下位の危機に立たされた。(川島 毅洋)

 《16年ぶりリーグ最速60敗》巨人がリーグ最速で60敗。チームで60敗目がリーグ最速となったのは06年8月18日(48勝60敗2分け)以来16年ぶり5度目。ただし、前回は横浜と同日。単独で最速は75年9月10日(39勝60敗6分け)、97年8月26日(45勝60敗)といずれも長嶋政権下で記録したのに次ぎ25年ぶり3度目。原政権下では初の屈辱となった。

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2022年8月22日のニュース