【甲子園】仙台育英の先発・斎藤蓉はアルプスの部員へ「皆のおかげで優勝できたよ、ありがとう!」と感謝

[ 2022年8月22日 17:20 ]

第104回全国高校野球選手権大会・決勝   仙台育英8ー1下関国際 ( 2022年8月22日    甲子園 )

<仙台育英・下関国際>優勝を決め、歓喜してアルプス席方向に駆け出す仙台育英・斎藤蓉(右)ら(撮影・坂田 高浩)
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 仙台育英(宮城)が下関国際(山口)を破って初優勝。東北勢として春夏通算13度目の決勝で、悲願の全国制覇を達成した。

 先発・斎藤蓉(3年)は7回まで下関国際打線を1点に抑え、試合をつくりチームを勝利に導き「東北の100年の歴史が今、こうやって扉が開いて素直に嬉しいです」と目尻を下げた。

 ただ、斎藤自身は7月上旬に左肘痛を発症し、宮城大会は1度も投げることができなかった。それだけに「県大会は自分以外の投手4人が頑張って投げてくれて甲子園につないでくれたので、甲子園は自分が投げるしかないなって」と近い、決勝の大一番でも冷静な投球で流れを呼び込んだ。

 ベンチ入り全5投手が最速145㌔超と逸材揃いだが「ベンチに入ってる投手陣も入ってない投手陣も変わらない能力があるので、一人一人競い合ってお互い励まし合ってきました」とお互いの存在があったからこそ、成長できたと感謝した。

 そして、3年間で感謝したい人を尋ねられると「一番はスタンドにいる仲間です」と即答。アルプスから声援を送り続けてくれた部員に「皆のおかげで優勝できたよ、ありがとう!」と力強く呼びかけると、部員たちも拍手で呼応した。

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