仙台育英アルプス、聖光学院の思い受けて急きょ「キセキ」演奏…「GReeeeN」もメッセージ

[ 2022年8月22日 16:06 ]

<仙台育英・下関国際>7回、満塁弾を放った仙台育英・岩崎(撮影・岸 良祐)
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 福島県で結成されたバンド「GReeeeN」が22日、公式ツイッターを更新。第104回全国高校野球選手権大会決勝の仙台育英(宮城)―下関国際(山口)戦で、仙台育英のブラスバンドが同バンドのヒット曲「キセキ」を演奏したことを紹介した。

 6回、仙台育英のアルプススタンドで演奏された「キセキ」がグラウンドに響いたことに触れ、「甲子園決勝 #仙台育英 ブラスバンドの皆さんが 福島の #聖光学院 の想いを繋いで 急遽『キセキ』を演奏されました」とツイート。「長い #夏の甲子園の歴史の中で 東北の想いとともに初の優勝 深紅の大優勝旗 ついに白河の関越えなるか どちらの皆さんも、精一杯全員野球で!想いよ届け!!!」と両チームにメッセージを送った。

 仙台育英に準決勝で敗れた聖光学院(福島)のブラスバンドが、応援歌として使用していた「キセキ」。GReeeeNは準決勝後には「全員主役の熱い夏 福島県の高校野球に新たな歴史が刻まれました。最後まで戦い抜く姿勢に、涙しました。誇りを胸に福島に帰ってきてください!甲子園で鳴り響く『キセキ』心打たれました」と聖光学院を労っていた。

 キセキの演奏を決めた理由として「準決勝後、部員の中から『同じ東北である聖光学院の思いも引き継ぎたい』という声が上がって急きょ演奏することを決めた」という。仙台育英の副部長は「甲子園に向かうバスの中でみんなで口ずさんで音を合わせました」と語っていた。

 聖光学院の思いを受けた仙台育英アルプスの演奏に、ネットでも「鳥肌&号泣」「ありがとう」「涙が止まらない」「これぞ東北魂」と感動の声が続出した。

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