エンゼルス・ネビン監督代行 胃腸炎で途中交代の大谷に「スーパーマンと呼ぶが、彼が人間だと示す一例」

[ 2022年8月22日 07:32 ]

ア・リーグ   エンゼルス0-4タイガース ( 2022年8月21日    デトロイト )

試合後の取材に応じるフィル・ネビン監督代行
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は21日(日本時間22日)、敵地デトロイトでのタイガース戦に「3番・投手兼DH」で先発して4回を投げ、1本塁打を含む5安打3失点で8敗目(10勝)を喫した。打者では1打数無安打で、5回に代打を送られた。球団によるとウイルス性胃腸炎による途中交代。試合は0―4だった。以下、フィル・ネビン監督代行の試合後の一問一答。

 ――大谷は試合前から状態が悪かったのか。
 「彼はブルペンから戻ったときから気分が悪く、吐き気がしていた。それでも彼は投げるつもりで、私も任せた。厳しいものになるだろうと思ってはいたが、4回を終えて、もう打席で打てる状態ではなく、交代させねばならなかった」

 ――彼自身がもうプレーを続けられる状態ではないと伝えたのか。
 「(4回を終えて)登板は終わりだとわかっていた。打つのは大丈夫かと聞いたら、もうそうではなかった。蒸し暑いのに加え、気分が優れず、様々なことが重なった。私たちは彼をスーパーマンと呼ぶが、彼が人間だと示す一例だ。私たちは連戦が続くから、4回まで粘ってくれたのは大きかった」

 ――スタッシが食中毒で休んだのは関係あるのか。
 「そうは思わない。他の選手たちはみんな大丈夫だ。スタッシは4日前だし、食中毒だ。関係があるとは思わない」

 ――彼の登板を先送りにすることは考えなかったのか。
 「私が知ったのは彼が初回の打席に立つ直前だった」

 ――原因は。
 「私にはわからない」

 ――正常な状態でないことは見ていてもわかったか。
 「1球ごとにより時間をかけていた。たまに息を整えていた。ただ、彼は投げ続けることを主張した。球自体は良かった。初球をグリーンに持っていかれてしまった。球速は徐々に上がっていったが、それはいつも通り。いきなり100マイルを投げるわけではない。徐々に調子を上げ、球数をまとめようとする。何球かいいハードなスライダーで三振も取っていた。カストロにはインコース低めのボール球のとてもいいスライダーを打たれ、二塁打で2点を許した。そういう日もある」

 ――医師の診察を受けるのか。
 「彼は大丈夫だよ。ただ気分が悪いだけだ」

 ――明日もプレーすると思うか。
 「明日、フィールドに来たときに彼に尋ねる。私の知っている通りの彼ならプレーしたいというだろう」

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2022年8月22日のニュース