槙原寛己氏 DeNA・京山の内角への強気カットボール 村上斬りにも期待大

[ 2022年8月22日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3―0広島 ( 2022年8月21日    横浜 )

<D・広>DeNA先発の京山(撮影・島崎忠彦)
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 【槙原寛己 視点】今週末のヤクルト3連戦を見据えても、京山の好投は大きな収穫だった。ポイントは秋山、坂倉ら左打者の内角に使ったカットボール。4、6回と先頭打者だった秋山を封じるなど効果満点だった。無難にいこうとすると外、外となりがちだが、この日は直球もカットボールも強気に内角に投げられた。2回に自身が打った本塁打も大きかったと思う。あれで波に乗って投球もさらに良くなった。

 DeNAは今季、日曜日の勝敗が4勝14敗。ここの先発に京山がはまれば大きい。今週末には本拠地でヤクルト3連戦。おそらく京山は日曜日の第3戦に投げるだろう。リーグ3冠王で左打者の村上の内角に、この日のように強気にカットボールや直球を投げ込んでいけるか。大いに注目したいと思う。

 チーム好調の要因の一つはリリーフ陣が安定していること。前日は伊勢、エスコバーを休養でベンチから外したが、これができるのは駒がそろっているからこそ、だ。本当の勝負は9月。1カ月に27試合の過密日程を今から見据えて三浦監督らベンチは動いている。(スポニチ本紙評論家)

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