西武17年育成ドラ1・高木が2ラン2発!同世代ヤクルト・村上刺激に外野手争い名乗り

[ 2022年2月28日 05:30 ]

練習試合   西武4―3ロッテ ( 2022年2月27日    春野 )

<西・ロ>2回、2ランを放つ高木(撮影・白鳥 佳樹)
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 村上世代だが、過剰な意識はない。座右の銘は「こつこつが勝つコツ」。西武の17年育成ドラフト1位、高卒5年目の高木は、真颯館(福岡)時代に聞いた言葉を胸に我が道を歩く。

 同世代のことは「あまりテレビは見ないので…」と本来は気に留めない性格。だが、昨季日本一に輝いたヤクルトの4番打者は別だ。「村上は言わずもがな目に入ってくる。同世代の活躍はうれしいし、刺激になる」と外野手争いの力に変えた。

 村上と同じ一発のある左打者。左腕を苦にしてきたが、小島から左に右に2本塁打した。2回1死二塁は外角球を逆方向の左翼へ2ラン。4回2死一塁は内角球を引っ張り「完璧ッス」と右翼へ運んだ。紅白戦含め14打数3安打。3本は全て本塁打だが「本塁打をバカバカ打つタイプじゃない。僕自身はアベレージの方にこだわりたい。打撃で負けたくない」と・214の打率を課題とした。

 理想の打者を「ソフトバンク・柳田さんとオリックス・吉田正さんを合わせて2で割った選手」と独特の表現で掲げた。通算214本塁打の柳田のパワー&器用さ、通算打率・326の吉田正のバットコントロールのハイブリッドを目指す。

 外野手争いはベテラン・栗山は別格として、ほぼ横一線。辻監督は「パンチ力は元々の魅力。率を残せる打者に」と注文を付けた。キャンプでは平石打撃コーチの指導で軸回転で打つ打撃に取り組む。「体を真っすぐきれいに回れた。下に潜ってしまう癖があった」。勝負の5年目へ「上から叩く意識」と激変させた体の使い方で、アピールを続ける。(神田 佑)

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2022年2月28日のニュース