阪神トドメの小野寺ダンや！　1軍生き残りへ第一関門突破の3ラン「ちょっと安心して帰れるかな」

オープン戦   阪神9ー4ヤクルト （ 2022年2月27日    浦添 ）

＜ヤ・神＞9回、左越え3ランを放ち、ナインに迎えられる小野寺（中）
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　阪神トドメの小野寺ダンだ！沖縄での実戦最終戦の最終打席。3点優勢の9回2死一、二塁から、オープン戦1号を放った。昨季は25試合に登板した星が投じた初球。甘いチェンジアップをフルスイングした大飛球は左翼席に着弾した。

　「弾道が低かったので入るとは思わなかった。結構悩んでいた部分もあったんですけど、ちょっと安心して帰れるかなと思います」

　これ以上ない最高のアピールだった。前日26日の中日戦も途中出場で1打数無安打1三振。途中出場のこの日も第1打席では空振り三振だったが、8回無死一塁の第2打席は右翼線への二塁打。少ないチャンスで結果をたたき出した。

　「去年、悔しい思いをした。一番、降格を味わった。1年間ずっと1軍の戦力になるために、帰ってからもアピールしていきたい」

　育成枠から支配下に昇格した2年目の昨季は打率.179と苦しんだ。再調整で4度の降格を経験。その屈辱を糧に今季の目標は1軍定着だ。チームにとって数少ない右打ちの外野手。虎の元気印が生き残りをかけた第一関門を突破した。