阪神キャンプMVPは糸井と藤浪、ラストキャンプの矢野監督は「やることはしっかりできた」

ノックする矢野監督（撮影・岩崎　哲也）
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　阪神は28日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた。キャンプイン前日ミーティングで矢野監督が今季限りで監督を退任する意向を発表するという異例の形でキャンプインしたが、矢野監督は1カ月を振り返って「ボクが辞めるということが大事なんじゃない。どう過ごすのかが大事。一日一日をやり切ろうという形でやってくれた。いろんなところでこれで最後だな、帰ってこないんだな、と感じながらも、いい日を過ごせた」と充実したキャンプだったと強調した。

　恒例のキャンプMVPには野手で糸井、投手で藤浪を指名した。チーム最年長ながら、初日からフルメニューをこなし、実戦でも6試合連続安打とチームを引っ張った糸井について「フルメニューをこなす姿を全員が見て、嘉男にみんな尊敬の気持ちを持っている。レギュラーを取るという気持ちも強い」と指揮官は絶賛。また藤浪については「ブルペンを見てても、自分の中での自信。これでいくという積み重ねの中で納得度も例年以上に上がっている」と開幕ローテ入りを期待した。