楽天育成3年目コンビが躍動!小峯 自己最速152キロ1回零封、マーキは途中出場で「集中」1安打

[ 2022年2月13日 05:30 ]

練習試合   楽天0-3阪神 ( 2022年2月12日    宜野座 )

<練習試合 神・日>7回、登板する小峯(撮影・平嶋 理子)
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 楽天の今春チーム初の実戦で、育成コンビが投打で躍動した。1回を無失点に抑えた小峯と、1安打を放ったマーキはともに3年目の同期入団。支配下登録に向けたアピール合戦が繰り広げられた。

 まずは小峯だ。鹿児島城西出身の20歳右腕は、7回から4番手で登板。1メートル89の長身から投じる自慢の速球がうなりを上げた。先頭・熊谷が一ゴロ、続く木浪は二ゴロ。小野寺にスライダーを中前に運ばれたが、長坂をフォークで三ゴロに仕留めた。自己最速タイの152キロを計測し「直球で押せた。球速はまだ出せる気がする」と納得の表情だった。

 8回には負けじとマーキが先頭で右前打を放つ。石井監督と同じ東京学館浦安出身で、東京国際大を1年夏に中退してハワイ大に編入した経歴を持つ26歳。本名は山崎真彰(まあき)で、このオフに登録名を変更した。一塁の守備から途中出場し、初打席で2ボールから甘い直球を見逃さず「しっかり集中できた」と胸を張った。

 石井監督は「小峯は良い球を投げていた。順調に成長している。マーキは打撃は非凡なものを持っているので、支配下に近づいている」と目を細める。現時点で支配下登録は68人。普段は仲良しな2人が「2枠」を巡って激しく火花を散らしている。(重光 晋太郎)

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