今季限り退任のオリックス・宮内オーナーが宮崎キャンプ視察 「昨年の優勝は過去のこと」

[ 2022年2月13日 20:00 ]

選手らを前に訓示を述べたオリックス・宮内オーナー(撮影・井垣 忠夫)
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 今季限りで退任するオリックス・宮内義彦オーナー(86)が宮崎キャンプ第3クール最終日の13日、現職としては最後となるキャンプ視察に訪れた。

 午前9時40分頃に球場到着。あいにくの雨模様だったが、ブルペンでは山本、宮城、山岡、平野佳ら主力投手の熱のこもった投球に熱視線を送り、ランチ前には室内練習場で全選手、首脳陣、スタッフを前に訓示。「昨年の優勝はもう歴史ということで過去のこと。みなさんには今年、バファローズの新しい歴史をつくってほしい」などと激励した。

 帰り際に取材に応じ「あまりもう昨年、勝ったというのも封印して。これはもう歴史。歴史を学ぶのもいいけど、それよりも新しい歴史を作る方がずっと面白い。だからもう選手は当然、そっちに向かうべき。われわれも、そう思わないと」と、次なる戦いでの奮闘に期待を寄せた。また、オーナーの立場ではなくなる来年以降もキャンプ視察は継続する方針を示し、「辞めたからサヨナラと言うほど、あっさりしていませんから。楽しみにしていますよ」と笑顔。「あと10年たったら(回想録の)本でも出そうかな」とジョーク!?も交えるなど、上機嫌でオーナーとしての最後のキャンプ視察を終えた。

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2022年2月13日のニュース