阪神ドラ6豊田、プロ初実戦でいきなり2安打3打点「次もチャンスいただけるなら結果残せるように」

[ 2022年2月13日 08:08 ]

2軍練習試合   阪神10―5四国銀行 ( 2022年2月12日    安芸市営 )

<練習試合 阪神・四国銀行>試合前、打撃練習する阪神・豊田 (撮影・亀井 直樹)
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 阪神ドラフト6位・豊田(日立製作所)が、「6番・右翼」で先発した四国銀行とのプロ初実戦でいきなり2安打3打点と鮮烈アピールに成功した。

 初回2死満塁の1打席目で「試合前のミーティングでも日高さん(2軍打撃コーチ)から積極的にいこうとあったんで。やっぱりチャンスの時こそどんどん積極的にいかないとやっぱりダメだなと思って」と、左腕・平山の初球135キロを捉え、2者を生還させる中前適時打。続く3回無死一、二塁では、一転して1ボール2ストライクと追い込まれながらも右腕・大河から左前へ2打席連続適時打を放った。

 「結果が出たことはすごくいいことだと思うので、また次もチャンスをいただけるなら結果を残せるように」

 1打席目の適時打では中堅手の本塁送球を見て一気に二塁を陥れる好判断を見せ、右翼守備でも6回1死一塁で定位置より後方の飛球をランニングキャッチ。攻守全てにおいて持ち味を発揮し「走塁も守備も毎日練習でコーチの方に色々教えてもらっているので、やってきた積み重ねがちょっとずつできているのかなと思います」とうなずいた。平田2軍監督からも「いいものを見せてくれたね。走塁も守備も含めて非常に実戦向き。アピール度はNo・1じゃない」と称賛された。

 「即戦力として期待していただいてると思うので、そのために結果も必要だと思う。でもやっぱり結果を追い求めすぎるのもよくないと思うので、そのバランスを。その中でも思い切ったプレーを忘れずにやっていきたいです」

 昨年12月の都市対抗野球で痛め、2軍スタートの要因にもなった左ふくらはぎも万全。幸先のいいスタートの勢いそのままに、逆転での開幕1軍入りを目指す。(阪井 日向)

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2022年2月13日のニュース