阪神・ガンケル 新助っ人ウィルカーソン、ケラーと共闘誓う「良い競争が生まれる」

[ 2022年1月6日 05:30 ]

自主トレするガンケル(球団提供)
Photo By 提供写真

 阪神のジョー・ガンケル投手(30)が5日、新外国人選手のアーロン・ウィルカーソン投手(32=ドジャース傘下3A)、カイル・ケラー投手(28=パイレーツ)との共闘を誓った。

 「(新外国人選手の加入で)良い競争が生まれると思うし、誰かが調子を崩しても、その後ろに良い選手がいることでチームはより強くなれると思う」

 特に先発のライバルとなるウィルカーソンとは15年にレッドソックスの春季キャンプでプレーした間柄だった。元同僚については「全ての球種でストライクが取れる良い投手」と明かし、日本球界への適応能力に太鼓判を押した。ガンケル自身もメジャー経験こそないものの、昨季はキャリアハイの9勝3敗、防御率2・95をマークした。

 「(ガンケルもサポート役?)外国人が多いということで、(新外国人の)受け入れ態勢は整っているかなと。同じピッチャーだし、楽しみにしてます」

 嶌村球団本部長は新助っ人と同様に9勝右腕にも期待を寄せた。すでに米国での自主トレでは昨年12月からキャッチボールも開始。下半身中心のメニューで強化に励むなど、3年目のシーズンに向けた準備も着々だ。

 「自分の目標はみんなの目標でもある。リーグ優勝、そして日本シリーズでプレーすること。今年は良い形でスタートして、最後まで1位でいられるように頑張っていきたい」

 グラウンド外では新外国人選手の“兄貴分”としてサポートする構えだ。すべてはV奪回のため――。今季は2桁勝利を狙う助っ人が、今年こそ大金星をつかみ取る。(長谷川 凡記)

 《予習をサポート》嶌村球団本部長は、ウィルカーソン、ケラーら新外国人投手にすでに日本の打者のプレー映像などを送付済みであることを明かした。「当然。そんなのは前提として。実際やってみて、というところはあるんやけど、予習は大事だというところで」。今年も新型コロナウイルスの影響は避けられず、来日の見通しなど不透明な面はあるが、できる準備は整えておく。

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2022年1月6日のニュース