イチロー氏の教えが生きる国学院久我山が始動 センバツ初勝利目指す上田太陽主将「イチローさんへ恩返し」

[ 2022年1月6日 19:25 ]

雪が舞い落ちる中で始動した国学院久我山ナイン(撮影・柳内 遼平)
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 昨秋の東京大会で優勝し、センバツ出場が確実な国学院久我山が6日、同校グラウンドで始動した。

 雪が舞い落ちる中で打撃練習などを行い、尾崎直輝監督は「早くこの子たちと野球がやりたいと思っていた。こういう気候(雪)ですけど、動ける状態に準備してくれて良いスタートが切れました。“甲子園ベスト8と春夏連続で甲子園出場”をテーマに正しい努力をしていきたい」と力強く語った。

 昨年11月にはマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏から指導を受けた同校。打撃や守備を実演したイチロー氏の指導を「どう体を動かせばいいのか体現していただいた。本当にありがたい経験です」と指揮官は振り返る。

 昨秋は主に「3番・三塁」でチームをけん引した上田太陽主将(2年)は、イチロー氏の教えを次の塁を狙う走塁や打撃の飛距離アップに生かしている。「教わったことを試合に生かすことがイチローさんへの恩返しになる」と同校初のセンバツ勝利へ力を込めた。(柳内 遼平)

 ◇上田 太陽(うえだ・たいよう)2005年(平17)1月24日生まれ、東京都杉並区出身の16歳。小1から「連雀スパローズ」で野球を始める。三鷹市立第一中では「調布シニア」に所属。国学院久我山では1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒2。遠投100メートル。憧れの選手は元阪神、ロッテの鳥谷敬。1メートル73、72キロ。右投げ右打ち。

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