関大が始動 虎党ドラフト候補の定本「ベストは大卒プロ」

[ 2022年1月6日 14:18 ]

今年の初練習で意気込みを話した関大・定本拓真
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 今秋ドラフト候補で最速149キロを誇る関大の定本拓真(3年=三重)が6日、大阪府吹田市の同校グラウンドで2022年の初練習。「ベストは大卒でプロだが、そんなに甘くはないと思う。背中で引っ張っていける投手になりたい」と表情を引き締めた。

 18年春の選抜準決勝ではあと一歩のところまで優勝した大阪桐蔭を追い詰めた右腕。リーグ優勝を果たした昨秋は主戦として最優秀投手に輝いたが、関西選手権でまさかの敗退を喫し神宮行きを逃した。チームとしての目標である全国制覇に向けて、昨年以上に絶対的エースとしての役割が期待される今年は「(最速)155キロは出したい。MVP、ベストナインと合わせて3タイトル全て獲る」と並々ならぬ決意をのぞかせる。

 昨秋ドラフトでオリックスから2位指名された1学年上の野口智哉とは野手と投手の違いはあっても、同じスポーツジムでトレーニングを積んだり、野口の故郷である奈良県橿原市でともに自主トレをしたりするなど“一番弟子”としてかわいがられてきた。藤川球児氏の引退試合を一人で見に行くほどの生粋の虎党でもある剛腕は「身近な人がドラフト2位で指名されたことは刺激になる」ときっぱり。「お前が引っ張っていけ」とチームの中心を託してくれた先輩の後に続く。

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2022年1月6日のニュース