西武ドラ6・中山 増量105キロで入寮 12球団の新人一番乗り おかわりらと重量打線形成だ

[ 2022年1月6日 05:30 ]

大学1年から使用する「男なら勝つも負けるも豪快に」と刺繍されたグラブを手にする西武のドラフト6位・中山
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 スーツがパンパンに張る、プロレスラー並みの分厚い体で現れた。西武のドラフト6位・中山(白鴎大)が12球団の新人一番乗りで埼玉県所沢市の若獅子寮に入寮。12月の入団会見時から2キロ増量し105キロとなった左打ちの大型遊撃手だ。

 身長は1メートル90で、遊撃手では日本球界最重量だ。大学では4番打者。「打って守れる選手を目指す。最初はどこでも守れるようにして、いずれはショートを守りたい」。メジャーの遊撃手と比較しても、昨季ナ・リーグ本塁打王となったタティス(パドレス)の98キロを超える。102キロの中村、103キロの山川、112キロの渡部と「100キロ超級カルテット」を形成する。

 座右の銘も豪快だ。大学1年時から苦楽を共にした青いグラブを持参。「男なら勝つも負けるも豪快に」という刺しゅうの理由を「負けてもいいから思い切りやれという気持ちを込めて書いた」と説明した。4年連続ゴールデングラブ賞の源田に熱く戦いを挑む。

 初詣は地元・栃木県の佐野厄よけ大師へ。おみくじには「努力すれば夢はかなう」とあった。理想に掲げるのは「左版の巨人・坂本」で「長打も狙える中距離気味のアベレージヒッター」。午後1時半、12球団トップでスタートさせたプロ生活も「遅いよりは早い方がいい」と大きく物事を捉えた。(神田 佑)

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2022年1月6日のニュース