楽天ドラ1早川 右打者封じのマー君カット習得へ メジャー仕込みの「強さ」で胸元エグる

[ 2021年2月19日 05:30 ]

ボールを手に話する(左から)早川、石井コーチ、田中将(撮影・白鳥 佳樹)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】球筋を見極められやすい右打者をどう抑えるか。左投手にとって永遠の課題である。楽天のドラフト1位・早川(早大)もプロで生き抜くために右打者対策は常に念頭にあり、田中将からカットボールを伝授された。

 「カットボールに強さを求めて、田中さんに握りや考え方を教わりました」。早川のカットボールは曲がるというよりも沈み、ゴロを打たせるものだった。田中将直伝は横滑りし、右打者の胸元に食い込ませる。「バットを折るイメージ」から「強さ」と表現した。

 田中将は海を渡ってから本格的にカットボールを磨いてきた。メジャーの打者はスイングスピードが速く、引きつけて打つため、打者の手元で変化する球種が必要だった。日本の打者も手元まで引きつけて打つ打者が増えており、早川にとっても「メジャー仕込み」のカットボールは大きな武器になる。即戦力左腕は「ブルペンで試してコースに投げ分けられたら、実戦で試します」と腕をぶした。(伊藤 幸男)

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