沢村がレッドソックス入団会見 決め手は「上原さんが僕をボストンに導いてくれた」

[ 2021年2月19日 05:30 ]

オンラインで入団会見に臨んだ沢村
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 ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使してレッドソックスに加入した沢村拓一投手(32)が17日(日本時間18日)、オンラインで入団会見に臨んだ。入団の決め手には、同球団で抑えとして活躍した、巨人時代の先輩でもある上原浩治氏(45)を挙げた。昨季地区最下位のチームは救援陣の整備が課題。将来的な守護神奪取にも意欲を見せた。

 夢をかなえた。沢村はマウンドでは見せない柔和な表情で言葉を紡いだ。

 「自分が求められている部分、評価されている部分を出したい。壁にぶち当たるかもしれないけど変化しながら対応していきたい」

 コロナ下で例年以上に移籍市場が停滞。「待つ時間は長かった」と素直な気持ちも吐露した。その状況で、入団の決め手はレッドソックスOBで巨人時代の先輩でもあるメジャー通算436試合登板の上原浩治氏の存在だった。「ワールドチャンピオンになった13年に(登場曲の)“サンドストーム”が流れて、フェンウェイ・パークの右翼のブルペンからマウンドに向かう姿に憧れて(同曲を)日本でも使っていた」。同氏は18年に巨人復帰。親身になって相談に乗ってくれ、沢村のロッテ移籍時や今回のメジャー挑戦に関しても背中を押してもらった恩人でもある。「上原さんの存在、またはアドバイスが僕のことをボストン・レッドソックスに導いてくれた」。決断に迷いはなかった。

 昨季最下位に沈んだレ軍のチーム防御率は30球団中28番目の5.58。投手の補強が最大の課題だった。13~15年に3年連続20セーブ以上を記録した上原氏のような守護神も不在。抑え候補に挙がる沢村は「任せられたところでしっかり頑張りたい。そのポジションまで何とか成長していきたい」と言い切った。移籍を決断後、まずは昨季まで所属したロッテに報告を済ませ、巨人の原監督、中大の先輩でもある阿部2軍監督からは「頑張ってこいよ」とエールももらった。現在は日本に滞在しており就労ビザが下り次第、キャンプ地のフロリダに入る予定となっている。

 「米国の舞台で勝負できるということに興奮している。とにかくボストンのために、腕を振っていきたい」。松坂、岡島らレ軍では8人目の日本選手。先人に負けない闘志あふれるマウンド姿で、ボストンのファンを魅了する。(柳原 直之)

 ▽上原とレッドソックスの13年ワールドシリーズ(WS)制覇 カージナルスとの両リーグ最高勝率球団同士の対決。移籍1年目の上原は第4戦の9回2死で一塁走者をけん制死に仕留め、WS史上初のけん制死による試合終了と日本投手初セーブを達成。第5戦でもセーブを挙げた。第6戦では5点リードの9回に登板し、日本投手初の胴上げ投手に。同じく救援の田沢とともにチャンピオンリングを手にした。

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