オリックス・吉田正 マー君との初対決熱望「いい投手から打ちたい」 楽天日本一の13年は青学大2年生

[ 2021年1月31日 05:30 ]

<オリックス入り>グレーのスーツで宮崎入りした吉田正尚

 オリックスは30日に主な選手が2月1日からの春季キャンプに備えて宮崎入りし、吉田正尚外野手(27)は楽天・田中将との対戦を熱望し、エース撃ちに意欲を示した。

 「いい投手から打っていきたいし、対戦が楽しみです。どんな球を投げるのかな。対戦機会があれば、(チームに)勝ちを付けられるようにしたい」

 田中将が楽天を日本一に導いた13年は青学大2年生。無傷の24連勝などの活躍をテレビなどで目の当たりにした。「凄いなあ、と見ていました」。当時を思い起こしつつ、闘志を抱く。相手が好投手ほど燃える男だからだ。

 データが実証している。初の首位打者に輝いた昨季はソフトバンク・千賀を完全攻略して打率・500(16打数8安打)。通算でも打率・463で、球界屈指の剛腕を圧倒してきた。昨季149奪三振でタイトルを獲得した千賀に対して4三振だけ。高い対応力はメジャー帰りの難敵攻略の武器になりそうだ。

 オリックスは田中将の先発試合では10年6月29日の勝利を最後に2分けを挟んで11連敗中。通算でもメジャー移籍までの7年間で17勝(3敗)を許した。ただし、当時は吉田正がいなかった。今季から選手会長にも就任。悲願の25年ぶりリーグ優勝への思いは強い。

 「僕らは最下位。どこのチームにも落とせないし、勝ち越さないといけない。チームとしては優勝。個人としてはまたタイトル争いに加わって全ての面で1番を目指す」。2年連続最下位からの逆襲、そして天敵打倒へ。頼れる主砲が腕ぶした。 (湯澤 涼)

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2021年1月31日のニュース