日本ハム・杉浦 「道産子会」結成で故郷へ恩返し 将来的に野球教室開催

[ 2021年1月31日 09:13 ]

<日本ハム沖縄・自主トレ>キャッチボールで調整する杉浦(撮影・高橋 茂夫)
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 帯広市出身の日本ハム・杉浦稔大投手(28)が30日、「道産子会」結成のプランを明かした。昨秋ドラフトで1位・伊藤大海投手(23)、5位・根本悠楓投手(17)、6位・今川優馬外野手(24)の3人の道産子選手が加入し、球団内の道産子選手は7人に拡大。将来的に道内で野球教室などを開催し、地元のために一肌脱ぐ考えを示した。

 北海道へ恩返しを。杉浦が故郷へ熱い思いを口にした。3人の道産子新人が加入したことを振られると「これだけ道産子が増えたというのは、やっぱり(04年に北海道移転した)ファイターズの力が大きいと思う。せっかく地元の球団にいるからには、地元に貢献できるようなあり方というのもあると思う。その辺はいろいろ考えている」とプランを明かした。

 これまでは28歳の杉浦が最年長で、1学年下で28歳の玉井(佐呂間町出身)、24歳の福田(札幌市出身)、23歳の片岡(八雲町出身)の4選手だった。そこに伊藤(鹿部町出身)、根本(白老町出身)、今川(札幌市出身)と一気に3選手が加入。球団内でも一大勢力となった。「まずはそれぞれが活躍しないと」としつつも「僕自身がそうだったけど、地元出身のプロ野球選手がいればなんだかんだ知っていると思う。子供たちのためにも何か力になることがあればやっていきたい」と話した。

 今春キャンプは先発、守護神の両にらみで調整を続ける。この日で沖縄・名護での先乗り自主トレが打ち上げ。1月に入って既に11度ブルペン投球を行い、「どちらでも対応できるように仕上げてこられた」と万全を強調した。道産子会の最年長者として、今季は地元に多くの白星を届けるつもりだ。(東尾 洋樹)

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