阪神ドラ1佐藤輝 三塁で大山と初競演 「優しくて、しゃべりやすい」 右翼と両にらみの“予行演習”

[ 2021年1月31日 05:30 ]

<阪神沖縄合同自主トレ> 大山(左)とともに三塁でノックを受ける佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 虎の未来を担う和製大砲2人が「三塁」で並び立った。先乗り合同自主トレ2日目で初めて投内連係とシートノックのメニューが組まれ、阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)は大山とともに三塁に就いた。

 「優しくて、しゃべりやすいなと。このキャンプでいろいろな先輩とコミュニケーションを取って、吸収していきたいと思います」

 投内連係では三塁で送球を受けるなど基本的な動きを確認した。次のシートノックでは、まずは右翼に入ってノック数本を処理し、本塁への正確なワンバウンド送球も披露。三塁に移り、ゴロ6本の処理と一塁送球を軽快にこなした。

 「まだ準備段階なんで。ここからしっかりやっていければいいかなと思います」

 打撃練習の合間にも三塁での個別ノックに加わり、大山と笑顔ものぞかせながら会話する光景も見られた。首脳陣からは外野起用の基本方針を示されつつ、三塁にもこだわりを持つ。両にらみで臨むキャンプへ、“予行演習”と言っていい動きだった。

 初日に圧巻の140メートル弾を放ったフリー打撃では、さらに上り調子を描いた。右翼方向に引っ張った1発を含めて38スイングで7発。先乗り組野手では2日目の最多を数え、小嶋打撃投手に「遠くに飛ばすし、打球も速い。投げていて怖い」と言わせた。「まだまだなんで。しっかり確率よく打てるようにやっていきたいと思います」。順風満帆に先乗り自主トレを終えても満足することなく、「2・1」を見据えた。 (阪井 日向)

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