イチロー氏が教育論語った ある程度の厳しさ必要も「愛情があるから成立する」

[ 2021年1月18日 20:01 ]

イチロー氏
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 19年3月に現役を引退したイチロー氏(47=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が17日深夜放送のTBSのスポーツ番組「S☆1」(日曜深夜0・00)で教育論を語った。

 番組は昨年12月2日から3日間、甲子園で春1度、夏2度の優勝を誇る高校野球の強豪校・智弁和歌山で、選手指導を行ったイチロー氏に密着。そこでイチロー氏は「教育って大事だなと思いました。相当厳しいですよ、智弁学園」と3日間の指導で痛感したことを語り始めた。「教育する側、される側。される側からすれば教育する側、まぁ先生たち、指導者はある程度怖い存在でないと難しい。自分で自分の教育は中々できない。そういう時代に入ってきた。入ってきたけど、ますます格差は生まれる」と自身の考えを話した。

 「自分で意欲のある人、自分で自分を厳しくできる人は、どんどんいきますよ。でも、今の状況に甘んじている人間は、どんどん落ちますよ」と、意識の差が大事だと指摘。「だから、ある程度導いてあげないと。でも導くためには、『この人に歯向かったらエラいことになる』という思いがどこかにないと」とし「自分でできる人間はいいですよ。できない人間を、そこそこまで上げようとしたら絶対にそれは必要。それを見た気がしました」と、指導にはある程度の厳しさも必要だと語った。だが「厳しいだけじゃダメですよ。もちろん。そこに愛情があるから成立する」とした。

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2021年1月18日のニュース