日本ハム・ドラ6今川 メジャー3冠王“カブレラ打法”手応え

[ 2021年1月18日 05:30 ]

フリー打撃を繰り返す今川(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムのドラフト6位・今川優馬外野手(23=JFE東日本)が17日、新人合同自主トレ第3クール初日に初めて打撃投手を相手にした打撃練習に臨んだ。練習では大リーグの3冠王打者、タイガースのミゲル・カブレラ内野手(37)を参考にした体重移動の少ない打撃フォームを披露。1位・伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)らとともに大学・社会人出身の4選手は1軍キャンプスタートが濃厚で、さらなるアピールを狙う。

 今川がメジャー3冠王打法で大成を狙う。新人合同自主トレ開始後、初めての打撃投手を相手にした打撃練習。これまでは左足から右足へと反動をつけて打っていたが、右足に重心をためたままスイングするプロ仕様に改良した打法で快音を連発した。目線のブレを軽減し、再現性を高めるのが狙いで「すぐにいい結果には結びつかないと思っていたけど、意外としっくりきている」と好感触を口にした。

 小学生時代から日本ハムの熱狂的ファンで、現在もファンクラブ会員の道産子だ。この日は昨季まで現役だった浦野が打撃投手だった。東海大北海道時代から使用する中田翔モデルのバットを手に、16回のフルスイングを見せ「結果どうこうよりも、まず浦野さんと対戦できたのが楽しかった。ファン目線で笑みがこぼれた」と大興奮。今川相手に投じた浦野も「ダイナミックでいいスイングをしていた。僕もそうだったけど、新人は焦ってしまうので焦らずやってほしい」とエールを送った。

 首脳陣も即戦力新人への期待は大きい。このまま順調に調整を重ねれば、今川をはじめ、1位・伊藤、2位・五十幡(中大)、3位・古川(上武大)の大学・社会人出身の4選手は1軍キャンプスタートが濃厚だ。栗山監督は新人が1軍キャンプスタートとなれば最初の実戦から出場させる可能性も示唆しており、チーム初実戦となる2月7日の紅白戦でデビューする可能性もある。そのためにも1月の新人合同自主トレの期間でカブレラ打法に磨きをかけ、豪快な打撃をアピールしていく。(東尾 洋樹)

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2021年1月18日のニュース