ヤクルト・ドラ3内山壮真 力の源は「EXILE」 神宮に登場曲響かせる日を夢見て

[ 2021年1月15日 09:00 ]

新人合同自主トレでのヤクルト・内山壮真
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 ルーティンを持つ選手は多い。新人だって例外ではない。ヤクルトのドラフト3位・内山壮真捕手(18=星稜)にも試合前にはある決まりごとがある。

 「EXILEさんが小さいころからずっと好き。高校時代から公式戦前には必ず見てました」

 強肩とフットワークを生かした守備に、高校通算34本塁打のパンチ力も兼ね備えたルーキーが「ルーティンにしている」と明かしたのは、EXILEのライブDVD鑑賞。「同じ流れで試合に入っていけるようにという思いでいつも見ています。気持ちが高まる曲ばかり」と戦闘態勢を整えてグラウンドに。入寮の際にもライブDVDを持参した。

 EXILEから力をもらい、高校時代は甲子園でも活躍。プロでもチームメートとなった1学年上の奥川と2年時の夏に出場。「4番・遊撃」を務め、準々決勝の仙台育英戦で2打席連続本塁打を放つなど準優勝に貢献した。2年秋から本格的に捕手に転向した野球センスあふれる将来のレギュラー候補だ。

 現在は新人合同自主トレで汗を流している有望株の目標は、OBで元監督の古田敦也氏。「自分も打てる捕手になりたい。技術はもちろん、周りから信頼される捕手になりたい。(古田氏が現役時代につけた)背番号27をいただけるような選手になりたい」と夢は大きい。登場曲は「EXILEさんと決めています。どの曲にするかは考え中です」。神宮のグラウンドに流れる日を夢見て、研さんを磨いていく。(記者コラム・青森 正宣)

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2021年1月15日のニュース