ロッテ平沢「焦りある」 昨年10月に右肘手術し、ライバルも続々加入

[ 2021年1月15日 16:15 ]

ロッテ・平沢大河
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 ロッテの平沢大河内野手(23)が15日、ロッテ浦和で自主トレを行い、し烈な「遊撃手争い」に食らいついていく覚悟を口にした。

 「新人の後輩も入ってきたし、外国人も入ってきたので負けないように。まずは(遊撃手として)競争させてもらえるように頑張りたい」

 昨年10月に右肘手術を受け、現在はリハビリ中だが、勝負の6年目へ気合十分だ。球団は新外国人としてメジャー通算922試合出場のキャリアを誇るエチェバリアを補強し、昨オフのドラフトでも大学NO・1遊撃手との呼び声高い小川(国学院)を3位で指名している。

 「競争相手が増えた。焦りはあります。やはり新戦力を最初使いたいと思うので、そこで僕自身もアピールしてなんとか1軍の舞台に立てればいいなと思っています」

 まだ、スローイングはネットスロー程度だという。打撃練習もこの日はティー打撃のみだった。それでも、2月の石垣島キャンプ中から実戦に近い練習に復帰したいプランを描く。

 「まずは怪我を治して、万全な状態で一日でも早くできるようにするのが一番の目標。怪我する前よりもいいプレーしたいなと思う」

 今年で東日本大震災から10年となる。宮城県多賀城市出身で、中学1年のときに被災した。「自宅は被害なくて、周りも全然大丈夫だったけれど、ちょっと歩いて行ったところは津波もすごかった」。鳴り物入りでプロ入りしながら、昨季は故障に泣いて1軍出場もなかった。3月はオープン戦の時期となる。「その頃、1軍に呼ばれて結果を出せれば一番いい」。節目の一年は、勝負の一年となる。

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