広島 “大トリ”更改の堂林 2000万円アップで更改 「ほんの少しですが恩返しできた」

[ 2020年12月22日 12:38 ]

契約交渉を終えて会見する堂林
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 広島の堂林翔太内野手(29)が22日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1600万円から2000万円アップとなる3600万円で更改した(金額は全て推定)。自己最高だった年俸2000万円(14、15年)を大幅に更新。「倍以上の評価をして頂きました。カープに入って11年で、一番良い言葉を頂きました。ほんの少しですが、恩返しはできたのかな」としみじみ語った。

 今季は6年ぶりに開幕スタメンを抜てきされると、打棒が爆発。一時はリーグトップで打率4割を超えるなど存在感を見せた。途中から三塁へ再コンバートされ、守備面では苦しんだものの、打撃面では最後まで結果を残した。111試合に出場し、8年ぶりに規定打席に到達して自己最高の打率.279をマーク。さらに自己最多タイとなる14本塁打に、自己最多を更新する58打点と、打撃3部門でキャリアハイのシーズンとなった。

 「結果を残す、その気持ちだけで入れた」と振り返った今季だったが、成績については「もう少しできたのではないか。後半成績が落ちた時期があった」と満足感はなし。プロ3年目だった2012年に14本塁打を放つなどブレークし、今年は再ブレークとなったものの、喜びは控えめだった。

 来季は開幕当初から三塁で勝負する心構えもあり、「守備で足を引っ張っている部分があったので、少しでもミスを減らせるように努力したい」とキッパリ。来季の抱負については「最後の最後まで野球をやって、強いパ・リーグを倒して、日本一になりたい。(自らについては)またキャリアハイを目指して頑張りたい」と語り、球団の“大トリ”となる契約更改を締めくくった。

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2020年12月22日のニュース