ロッテ・美馬 11年目で初の1億円突破!鷹キラー来季も任せろ

[ 2020年12月22日 05:30 ]

契約更改し、ポーズをとるロッテ・美馬
Photo By 代表撮影

 ロッテ・美馬学投手(34)が21日、千葉市内の球団事務所で契約交渉に臨み、年俸1億2000万円で更改した。「重圧は十二分に感じた」というFA移籍で3年契約の1年目は、チーム最多の10勝を挙げて2位躍進の原動力となった。

 FA移籍したシーズンは前年年俸を上限とする規定で今季は楽天時代の6500万円。来季は5500万円増で、11年目で初の1億円プレーヤーとなり「お金で(移籍を)決めたわけじゃないけど、僕もそこまで稼げるようになったのかな」と感慨深げだった。

 3年ぶりの2桁勝利のうち、4年連続日本一に輝いたソフトバンクからリーグ最多の5勝(1敗)を挙げた。見事なキラーぶりに「一試合一試合(配球を)変えたのがはまった」と要因を挙げた。事前の準備をした上で、打線や各打者の調子に応じてイニング間に捕手の田村と相談して変更。フォーク、スライダー、ツーシームなど多彩な7つの球種と抜群の制球力で臨機応変に対応し「自分の投球スタイルはこれだ、というより、相手や調子に合わせて変えたことが、長いイニングを投げられた要因になった」と振り返った。

 それでもソフトバンクとのCS第1戦では6回途中3失点で降板。「勝っている状態で回せなかった。それではああいうチームには勝てない」と反省。今季はソフトバンクとの開幕戦先発に一度は内定しながら故障やコロナ禍で果たせなかった。来季の開幕戦も相手はソフトバンク。美馬は「(他の投手と)戦って獲れたらいい」と大役に名乗りを上げた。(君島 圭介)

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