阪神 4助っ人の残留発表!サンズ 優勝へ「もっと貢献できるように頑張りたい」

[ 2020年12月22日 05:30 ]

阪神・サンズ
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 阪神は21日、今季所属した外国人4選手と来季の契約を結んだことを発表した。すべて単年契約で年俸はジェリー・サンズ外野手(33)が150万ドル(約1億5540万円)、ジョン・エドワーズ投手(32)が70万ドル(約7250万円)、ジョー・ガンケル投手(28)が75万ドル(約7770万円)、ジェフリー・マルテ内野手(29)が65万ドル(約6730万円)。サンズには助っ人陣のまとめ役としての期待も高まる。(金額は推定、21日時点1ドル=103・6円換算)

 球団史上最多の助っ人8人態勢で臨んだ今季は、1軍出場なく退団した呂彦青ルイェンチン以外はおおむね持ち味を発揮した。中でもサンズは開幕1軍こそ逃したものの、6月27日のDeNA戦で昇格すると、1点を追う9回にいきなり決勝の逆転3ラン。シーズン中盤まで抜群の勝負強さを発揮した。格上と見られていたボーアが退団した中で来季契約を勝ち取り、球団を通じ喜びのコメントを寄せた。

 「またタイガースに戻ることができてすごくうれしいし、ワクワクしているよ」

 本塁打後に両手をひらひらさせる「ハッピー・ハンズ」ポーズはナインやファンに浸透。グッズも発売されるなど、すっかりチームになじんだ。一方で終盤戦では打撃が失速し、勝負強さも陰りを見せただけに、来季はシーズンを通しての活躍を期す。

 今オフも補強が活発で、今季韓国プロ野球で本塁打&打点2冠のKTのロハスJr.、20勝で最多勝を獲得した斗山のアルカンタラの加入が決定的。ロッテから獲得するチェン、残留が決まったスアレスを含め、来季も8人態勢となる。18年から2年間韓国でプレーしたサンズはロハスJr.、アルカンタラの“兄貴分”としても期待される。

 「今年は楽しい時間を過ごすことができたし、来年こそはタイガースが優勝するために、もっと貢献できるように頑張りたいね」

 プライベートでは面倒を見ても、ロハスJr.は外国人枠と左翼を争うライバル。サンズ自身、一塁や右翼に入ることも視野に入れ、激しい競争に勝ち残る意気込みだ。コロナ禍による変則日程の中、110試合で打率・257、19本塁打、64打点を残した来日1年目。注目は新助っ人に集まっても、日本慣れが見込める来季はもっと暴れてみせる。(山添 晴治)

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2020年12月22日のニュース