日本ハム・杉谷 来年の丑年にちなみ「牛がたくさんいる」離島で“モ~烈”自主トレ

[ 2020年12月22日 05:30 ]

日本ハム・杉谷
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 今オフは牛で有名な離島で自主トレを行う日本ハムの杉谷拳士内野手(29)が、来年の丑(うし)年にちなみ、「野生化計画シーズン3」と題して“モ~烈”に鍛え抜く覚悟を示した。例年行うオーストラリア自主トレはコロナ禍で断念。オーストラリアで生み出したカンガルーパンチ打法などの5大秘技に加え、今回新たに牛にちなんだ新秘技を生み出す可能性も示唆した。

 自主トレのテーマは「強い体をつくること」。今オフは慣れ親しんだオーストラリアへの渡航がかなわなかったが、杉谷はさらなる進化へ余念がなかった。「今までカンガルーパンチ打法、クロコダイルゲッツーとかいろんな技を究めるためにオーストラリアに渡っていたけど、今回は牛がたくさんいるみたいなので。自然がいっぱいあるので、トレーニングをして感じたことを必殺技として取り入れたい」と新技開発に意欲を見せた。

 これまでのオーストラリア自主トレで生み出された5大秘技は、「カンガルーパンチ打法」「クロコダイルゲッツー」「ワラビー走法」「シャークスライディング」に、若手を温かいまなざしで見つめる「コアラワーク」だ。今季序盤はカンガルーパンチ打法がさく裂したが、コロナ禍の調整不足もあって次第に失速。シャークスライディングをした際に膝から流血して「まさにシャーク」と自虐気味に話すなど、野生化は不完全燃焼だった。牛に囲まれた島で“モ~練習”を課した末に新秘技が生まれる可能性がある。

 離島はまさに野球に集中できる環境。年末から自主トレを開始する予定で「島でどこにも行けないので仙人モードになれる」と13年目となる来季へ意欲的だ。獲物を鋭い角で突き上げる雄牛のように、来季はさらに野性的となった杉谷が見られるはずだ。(東尾 洋樹)

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2020年12月22日のニュース