【“大トリ”更改の堂林と一問一答】「打点はもう少し稼げた」「“強いカープの一員”になりたい」

[ 2020年12月22日 13:18 ]

来季のさらなる上昇を願い凧をあげる堂林
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 広島の堂林翔太内野手(29)が22日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1600万円から2000万円アップとなる3600万円で更改(金額は全て推定)。自己最高だった年俸2000万円(14、15年)を大幅に更新した。以下は、堂林との一問一答。

 ―金額面は。
 「倍以上の評価をして頂きました」

 ―球団からは。
 「今年1年、しっかり働いてくれた、ということを言われた。カープに入って11年で、一番良い言葉を頂きました」

 ―そう言われて。
 「ほんの少しですが、恩返しはできたのかな、と思いますし、来年以降も引き締めて頑張らないといけないな、という気持ちになりました」

 ―コロナ禍の難しいシーズンだった。今季を振り返って。
 「最初は、いつ開幕するか分からない状況でしたが、その中でも調整は正直、僕の中ではアピールしないといけない立場だったので、気持ち切らさずにその期間はしっかり練習して、シーズンに入れた」

 ―成績を残せた要因は。
 「結果を残す、その気持ちだけで今年は入りましたし、気持ちを切らさずにやった結果が、開幕スタメンから徐々に結果を残して乗っていけたのかな、と思います」

 ―手応えを感じた成績は。
 「う~ん。正直、なくて、もう少しできたのではないか、という期待も込めて、もうちょっとできたのかな、と思う」

 ―具体的に伸ばせた部分はどこ。
 「全部です。後半成績が落ちた時期があったので、そこをもう少し粘って頑張れたら、もう少し良い成績が残せたのかな、と」

 ―光明を見いだせた部分は。
 「打点ですかね。以前から打点は、チームへの貢献度が分かる数字でもあるし、一番重視している数字ですが、(58打点は)正直、もう少し稼げたと思う」

 ―納得できない。
 「まだ納得できないし、納得することはない。来年は今年の成績がベースになるので、今年以上の結果を残したい」

 ―オフの取り組みは。
 「全ての面でレベルアップしないといけないし、来年、サードを守るということになれば、特に守備を頑張らないといけない。もちろん、打つのも大事だが、守備で足を引っ張っている部分があったので、少しでもミスを減らせるように努力したい」

 ―サードへの思いは。
 「今年は途中からサードになって、正直、守ると思っていなかった。でも、途中からやらせてもらって、サードはサードの面白さがある。来年は開幕から守れるようにしていきたい」

 ―来年で30歳。
 「あまり30歳になる実感はない。来年のキャンプで体が変わっていっているのかな、とか。そんなことは思いますけど、すぐに変わるとは思っていないので、自主トレから準備して開幕に臨めるようにしたい」

 ―チームは2年連続のBクラス。来季は大瀬良が投手キャプテン、鈴木誠が野手キャプテンになる。
 「歳も歳ですし。なかなか僕もずっと1軍にいられる人ではないが、少しでも何か手助けできればいいな、と思っているし、(田中)広輔さんも会沢さんも『強いカープを』という言葉を話している。僕は3連覇の中で、なかなかメンバーとしてやれていなかったので、“強いカープの一員”になれるように、来年日本一を取れるように戦っていきたい」

 ―抱負は。
 「最後の最後まで野球をやって、強いパ・リーグを倒して、日本一になりたい」

 ―目標の数字。
 「数字の目標は立てていないが、また、キャリアハイを目指して一年間頑張りたい」

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2020年12月22日のニュース