日本ハム 新球場運営会社がBYDジャパンと戦略的パートナーシップ契約

[ 2020年12月22日 12:46 ]

Fビレッジに導入予定の車両イメージ
Photo By 提供写真

 日本ハムは22日、2023年開場の新球場を保有・運営する株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントと、新エネルギー車のグローバルリーダーである比亜迪(BYD中国)の日本法人ビーワイディージャパン株式会社(BYDジャパン)は、2023年開業予定の北海道ボールパークFビレッジ(Fビレッジ)を共同創創造空間とするための事業実現を目的とした、モビリティ領域における戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。

 Fビレッジは、有事の際に機能する防災施設、地域の広域避難場所として、社会的価値を内包した街づくりを目指している。BYDジャパンとともに、グローバルな視野でクリーンエネルギーを活用した理想的なモビリティの在り方を模索しながら、持続可能なライフスタイルの実践を目指していく。

 今後実施する事案は6点
 (1)Fビレッジと繋がる拠点間輸送においてEVバスを導入
 (2)Fビレッジ内の移動はEVカートを導入
 (3)ESCON FIELD HOKKAIDO内における各種作業車両にEVフォークリフト等を導入
 (4)職員が使用する商業車を段階的にクリーンエネルギー車両へ転換
 (5)チームの移動バスを段階的にクリーンエネルギー車両へ転換
 (6)EV自動車用の充電ステーションの設置

 川村浩二代表取締役社長は「この度のパートナーシップ締結は、地域に根ざした持続可能な社会を目指すわが社にとって、ボールパークにおける新たな価値提案に繋がることと大変喜ばしく思います。新エネルギー車のグローバルリーダーであるBYD社と契約を結ぶことで、モビリティ領域の新たな考え方が、ボールパークを起点として全国に発信・波及されるものと確信しております。2023年開業に向け、クリーンエネルギーを活用して環境にやさしいのみならず、有事の際にも機能する理想的なモビリティを模索し、防災拠点としての街づくりも推進していきます」とコメント。

 BYDジャパン株式会社の劉学亮代表取締役社長は「北海道日本ハムファイターズは、日本のスポーツ界で最も先進的で革新的な取り組みを続けている球団の1つであり、その中でも今回のパートナーシップを通じて“世界がまだ見ぬボールパーク”として建設中の新球場HOKKAIDO BALLPARK Fビレッジプロジェクトに関われることは、この上ない喜びであります。“未来のモビリティ社会に向け、利便性と環境保護を両立させること”をビジョンに掲げる当社として、この度のパートナーシップをもとに、北海道における新たなライフスタイルを提案し、理想的な社会の実現に向け邁進していきたいと思います」とコメントした。

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2020年12月22日のニュース