DeNA 球団初の打率&本塁打1位!佐野、4番で100戦以上の首位打者は球団史上初

[ 2020年12月22日 06:30 ]

データで振り返る コロナ禍の2020シーズン

DeNAの佐野(撮影・河野 光希)
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 筒香がメジャーに移籍し、戦力ダウンが懸念された中でDeNA攻撃陣は好成績を残した。チーム打率はリーグ1位の・266。135本塁打も巨人と並びトップだった。打率1位は04年以来9度目。本塁打1位は18年以来5度目で、いずれも1位は球団では初めてとなった。

 10月上旬までAクラスだったが、4位で終戦。5年目のラミレス監督は退任となった。監督通算336勝は球団3位、勝率・499は5年以上務めた指揮官の中では別当薫監督の・498を上回る最高勝率だった。そのラミレス監督の置き土産となったのが、「4番・佐野」だ。先発した105試合全てで4番を務め打率・328。DeNAでは17年の宮崎以来10人11度目の首位打者に輝いた。左打者では98年の鈴木尚典以来22年ぶりで、さらに4番で100試合以上出場しての首位打者は99年ローズ、13年ブランコに次ぐ3人目で日本人では初めてだった。

 梶谷も打率・323でリーグ2位。DeNA勢の打率ワンツーは大洋時代の90年(1)パチョレック(2)高木豊、横浜時代の97年(1)鈴木尚(2)ローズ、00年(1)金城龍彦(2)ローズに次いで20年ぶり4度目。日本人同士は球団初の快挙となったが、梶谷はFAで巨人へ移籍した。

 来季は一層厳しくなるマークを乗り越えて、セではチームのレジェンドでもある前記の97、98年鈴木尚以来となる2年連続首位打者を狙ってほしい。(記録課・八田 朝尊)

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